VO2maxはエンジン

運動

1分間に体内に取り込める最大の酸素の量、これをVO2max(読み:ヴイオーツーマックス)という。スポーツ選手であれば一度は聞いたことがある言葉だ。

体に酸素をどれだけ取り込めるか。体にとって酸素は必要不可欠なもの。自分の体は一体どれだけ酸素を体に取り込めるのだろうか。

VO2maxをわかりやすく言うと、車でいうと「エンジン」である。

一般的な軽自動車のエンジンの大きさは660cc(0.66L)、国産車で一番大きいエンジンは5000cc(5.0L).である。

小さいエンジンより大きいエンジンの方が、パワーがあり、速く走れる。

人間に話を戻す。では、そのエンジンを大きくするにはどうしたらよいのか。

それは、高強度のトレーニングをすることである。

高強度とは、どれくらいなのか。

下図をご覧いただきたい。これは、Brogスケール(主観的運動強度)である。スウェーデンの心理学者グンナー・ボルグが開発した尺度で、医療、理学療法の分野でも用いられている評価方法だ。

VO2maxの運動強度とは、上図のBrogスケール(主観的運動強度)を参考にするとよい。

18~20の「非常につらい」と感じる運動をすることが、VO2maxを大きくする手段である。

主観的な評価では、体内の反応を正確にはとらえられない。正確に評価するならば血中乳酸濃度を測定することが一番望ましいが、一般的にはそれは容易ではない。

そこで、心拍数で考えるのが簡易的ではあるし、容易に評価できよう。(ここでは、VO2maxが最大心拍数にほぼ等しいとする。)

VO2maxより少し下の運動強度で運動すると、VO2maxの向上が見込まれる。

VO2maxの95%くらいの運動強度、つまり最大心拍数の95%の運動強度を実施すると効果が得られる。この強度で2分以上行うことでVO2maxが向上する。長ければ長いほど効果は得られるが、2分~8分がおおよそ限界であるらしい。

エンジンを大きくするには、この非常にきついと感じるトレーニングを積むしか方法はない。長年競技を続けている選手や、中級者あるいは上級者は、この非常にきついトレーニングを継続的に実践していくことがカギとなる。若い時は出来たかもしれないが・・・、と感じている選手も多いだろう。

そこに立ち向かう勇気が必要である。

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