ピリオダイゼーションを知る
ピリオダイゼーションの概念は、旧ソ連のマトヴェーエフが基礎理論を提唱した。負荷・刺激・疲労・回復のサイクルで計画的なトレーニングを行うことである。
1シーズンをいくつかの期に分け、中・長期的視野を持ち取り組む。
【ピリオダイゼーションの重要性】
①目標とする試合にピークの状態で臨むことができる
②毎日の練習に目標・目的を持って取り組むことができる
③練習内容のマンネリ化を防ぐことができる
④オーバートレーニング、オーバーユース症候群の予防 など
期分けする
準備期:
筋力や持久力、バランス能力など、スポーツの基礎となる体作りの期間。目標とする試合まで時間があるので、基礎トレーニングをしっかり実施。体力テストを行い、基礎体力で不足している面を知り、強化する。
試合前期:
試合の1〜2ヶ月前からは、技術練習や戦術練習を主とする。
実践に近い練習を取り入れ、試合に勝つためのトレーニングを行う。試合の1週間ほど前からは筋力トレーニングなどのフィジカル面のトレーニングの量を減らす。
試合期:
試合が行われる期間であり、ここにあわせてコンディションをピークの状態に持ってく。試合に向けて疲労をためすぎないことが重要だが、試合期が数週間から数ヶ月間に及ぶ場合、この時期に全くトレーニングをしないと体力は低下する。体力を維持するためにも、短時間で高強度のトレーニングを行う。
移行期:
試合期直後の期間。低強度のトレーニングやレクリエーションなどによって、ケガや疲労の回復を行う。試合を振り返り、次のシーズンに向けた準備をする。中長期的に「高めたい能力」を設定する。
まとめ
トレーニング計画が完成させ、あとは実践するのみだ。
しかし、完璧なトレーニング計画などは存在しない。立てた計画を忠実に守る必要もない。できる範囲で始め、微調整を繰り返し、コンディションや大会スケジュールによって柔軟に対応することが大切だ。
ピリオダイゼーションの考え方は、効率的なトレーニング計画を立てる上で十分役に立つ。トレーニングの方針を明確にし、目標達成のために是非活用してほしい。


